激務に追われてストレスになりやすい連休明け

看護師の仕事は、いつも忙しいことは事実ではあるものの、業務負担の大きさにも波があります。激務に追われる日として代表的なのが連休明けで、週末の連休が明けた月曜日であっても、ほかの曜日に比べると忙しくなる場合がほとんどです。月曜日が祝日で3連休になるとさらに忙しくなり、激務が訪れることを覚悟して出勤する看護師は少なくありません。

連休明けに業務が忙しくなるのは、患者への対応が火の車になるのが原因の一つです。通院患者の場合は、連休の間に薬が切れて来院したり、数日間かかる治療を月曜日から始めたりするケースが多くなっています。入院患者の場合は、医師が少ないがゆえに、対応できなかった業務が多く残り、休み明けに順次対応していくことになるのが通例です。

一方、人材が不足することも、激務の原因となっています。もちろん、看護師も有給休暇を取得して、ストレスの解消目的でプライベートを満喫する人も多いです。夜勤明けから連休を取得するために、有給休暇を申請するケースはよくあります。その結果として、いつもよりも少ない人数で、普段より多い業務をこなさなければならなくなるのです。

このような状況は、大型連休明けともなるとかなり著しくなり、特に忙しい1日になって、残業も長くなる場合が多いのが実態です。とはいえ、そのままだとストレス過多になり、人材が減ってしまう可能性があるため、看護師間で上手く有給休暇を取得するタイミングを打ち合わせしている職場も多いです。